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LFO(OPM)

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要約

  • OPM音源のハードウェアLFOの指定を行なうMMLです。
    OPM音源パートでのみ利用可能です。

表記

  • M{ch}H*1,*2,*3,*4,*5,*6,*7[,*8]
    

オプション

  • パラメータ 意味 範囲 省略値
    ch チャネル P, Q, R, S 不可
    *1 遅延 0~128 不可
    *2 波形 0~3 不可
    *3 FREQ 0~255 不可
    *4 PMD 0~127 不可
    *5 AMD 0~127 不可
    *6 PMS 0~7 不可
    *7 AMS 0~3 不可
    *8 シンクロ 0, 1 1
     
  • LFOは同時に4種まで動作します。
    動作はLFOチャネルで管理され、どのLFOチャネルを使用するかchで指定します。
    チャネルはch1=P,ch2=Q,ch3=R,ch4=Sとして指定します。
  1. 遅延
    キーオンされてから処理を開始するまでの遅れを音長で指定します。
    例えば「4」と指定した場合はキーオン後、4分音符分経過後に効果が始まります。
    遅延なしを指定する場合は 0 と指定します。
  2. 波形
    周波数波形を指定します。

    1. のこぎり波
    2. 矩形波
    3. 三角波
    4. サンプル&ホールド
  3. FREQ
    LFO周波数を指定します。
  4. PMD
    PMD(Picth Modulation Depth:周波数に対する変化幅)の指定を行います。
    音程に対して作用しビブラートの効果が得られます。
    0 とした場合は効果はかかりません。
  5. AMD
    AMD(Amplitude Modulation Depth:振幅に対する変化幅)の指定を行います。
    音量に対して作用し、トレモロの効果が得られます。
    0 とした場合は効果はかかりません。
    FM音源音色定義(OPM)にて、AMが1であるスロットに対して効果があります。
  6. PMS
    PMS(Picth Modulation Sensitivity:周波数に対する変化の度合)の指定を行います。PMDよりも粗い指定となります。
    0 とした場合は効果はかかりません。
  7. AMS
    AMS(Amplitude Modulation Sensitivity:振幅に対する変化幅)の指定を行います。
    AMDよりも粗い指定となります。
    0 とした場合は効果はかかりません。
    FM音源音色定義(OPM)にて、AMが1であるスロットに対して効果があります。
  8. シンクロ
    キーオンと同期して動作させるかの指定を行います。

    1. キーオン非同期
    2. キーオン同期

解説

     
  • FMP7のOPM音源パートはパートごとに独立したハードウェアLFOの指定が可能です。
    ただし、ハードウェアLFOは同一パートに複数指定することは出来ません。
    複数のLFOチャネルに同時に指定された場合は最後の指定のみ有効となります。
     
  • 本コマンド指定後すぐにLFOの動作が始まります。
    すぐに動作させたくない場合など、動作の変更はLFOスイッチ『 S{ch} 』で行います。

備考

  • LFOの停止/開始の制御は本コマンドのPMD/AMD/PMS/AMSではなく、なるべくLFOスイッチ『 S{ch} 』を利用して下さい。

注意

  • OPM音源パートでのみ使用可能です。
    OPNA音源パートで指定した場合はLFO(OPNA)『 M{ch}H 』の意味となり、オプションも異なります。

用例

  1. ビブラート効果
    MPH8,2,203,40,0,4,0,1
    

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