DOC@FMP7

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音色直接変更(OPM)

.

要約

  • FM音源レジスタ名を指定して値を変更するMMLです。
    OPM音源パートでのみ利用可能です。

表記

  • スロット指定が必要

    y*1,*2,*3
    

    スロット指定が不要

    y*1,*3
    

オプション

  • パラメータ 意味 範囲 省略値
    *1 レジスタ名 レジスタ省略名 不可
    *2 スロット番号 1~4 不可
    *3 レジスタ値 レジスタによる 不可
  1. レジスタ名
    レジスタ名を略名で指定します。
    利用可能な略名はレジスタ対応表を参照下さい。
  2. スロット番号
    1~4で指定します。
    レジスタごとの必要・不要の有無はレジスタ対応表を参照下さい。
  3. レジスタ値
    レジスタに指定する値を指定します。
    レジスタごとの指定可能範囲はレジスタ対応表を参照下さい。

レジスタ対応表

  • レジスタ名 対応レジスタ スロット指定 範囲
    AR Attack Rate 必要 0~31
    D1R (DRでも可) Decay 1 Rate 必要 0~31
    D2R (SRでも可) Decay 2 Rate 必要 0~15
    RR Release Rate 必要 0~15
    D1L (SLでも可) Decay 1 Level 必要 0~15
    TL Total Level 必要 0~127
    KS Key Scaling 必要 0~3
    ML Multiple 必要 0~15
    DT1 (DTでも可) Detune 1 必要 0~7
    DT2 Detune 2 必要 0~3
    AM AMS Enable 必要 0~1
    AL Algorithm (Connection) 不要 0~7
    FB Self FeedBack 不要 0~7
    LFREQ LFO Frequency 不要 0~255
    LWAVE LFO Wave Form 不要 0~3
    PMD Pitch Modulation Depth 不要 0~127
    AMD Amplitude Modulation Depth 不要 0~127
    PMS Pitch Modulation Sensitive 不要 0~7
    AMS Amplitude Modulation Sensitive 不要 0~3

解説

  • 発音中の音色に対して直接レジスタ指定を行い値を変更します。
    スロット指定が不要なレジスタはパラメータ数が異なります。
  • 変更はすぐに反映されます。
  • 値の変更は一時的であり、音色切替(FM)『 @ 』コマンドで変更された場合、本コマンドで指定されたレジスタ値はすべて破棄されます。

備考

  • レジスタやレジスタ値の動作を理解して利用して下さい。
    各レジスタの持つ意味などはFM音源の資料を参照して下さい。

注意

  • LFO(ワウ)『 M{ch}W 』コマンド、トーンベンド『 _@ 』コマンド実行中は本コマンドで指定したレジスタ値が書き換わることがあります。
  • 本コマンドはFMC7 ver7.08以降で使用可能です。

用例

  1. Multipleを変更し音程を下げます。
    'A0 @1 cdefg yML,1,0 cdefg
    
    '@ FC 1
       AR DR SR RR SL TL KS ML DT DT2 AM
    '@ 14,10, 0, 5, 1,26, 2, 1, 0, 0, 0
    '@ 25,13, 3,15,15,30, 1,10, 2, 0, 0
    '@ 15,11, 0, 5, 2,54, 1, 1, 0, 0, 0
    '@ 18, 3, 0, 8, 2, 0, 1, 1, 1, 0, 0
    '@ 2,7
    

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