要約
-
音量に時間的変化を与えることで音色に変化を加えます。
厳密には音色定義ではありませんが、本マニュアルでは音色定義チャンネルとして扱います。
表記
-
'@ E No,SV,AR,DR,SL,SR,RR
オプション
-
パラメータ 意味 範囲 省略値 No 定義番号 0~255 不可 SV Start Level 0~255 不可 AR Attack Rate 0~255 不可 DR Decay Rate 0~255 不可 SL Sustain Level 0~255 不可 SR Sustain Rate 0~255 不可 RR Release Rate 0~255 不可
- Start Level
キーオンの発音音量の指定を行います。値が大きいほど大きな音量となります。 - Attack Rate
キーオンから最大音量までの速さを指定します。値が大きいほど速くなり、するどい立ち上がりの音となります。 - Decay Rate
最大音量からSustain Levelまでの速さを指定します。値が大きいほど速くなります。 - Sustain Level
Decay Rateで変化させる音量の指定を行います。値が大きいほど大きな音量となります。 - Sustain Rate
Sustain Level到達後の速さを指定します。キーオフされるまでこの速さで変化を続けます。 - Release Rate
キーオフ後の速さを指定します。このパラメータを0にするとキーオフ後も音は鳴り続けます。
解説
備考
- SSG音源、PCM音源にて利用が可能です。
- 音量の制御は、SSG音源部では16段階、PCM音源部では128段階で行われます。
注意
-
エンベロープ定義(拡張)と定義番号を重複させることは出来ません。
重複した番号で定義された場合にはコンパイルエラーとなります。
用例
- 立ち上がりの速いエンベロープを定義
'@ E 0,255,255,10,180,1,0