要約
- 音量コマンドを補正するMMLです。
 
表記
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V *1
 
オプション
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パラメータ 意味 範囲 省略値 *1 補正値 -127~127 不可  
- 補正値
音量『 v 』コマンドに対して補正する値を指定します。 
解説
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指定箇所以降の音量『 v 』コマンドに対して、補正値で指定された値を加減します。
正の値を指定すれば大きくなり、負の値を指定すると小さくなります。 - 補正はパート単位で行われます。補正を行いたい全パートに指定する必要があります。
 - 何度でも指定できますが、値は累積されず、最後に指定されたコマンドが有効となります。
 
備考
- エコーパートなどのボリュームダウンを一律で指定する場合などに利用できます。
 
注意
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本コマンド以降に指定された音量『 v 』コマンドに対して効果があります。
本コマンドのみの指定では音量は変化しません。 - 
補正後の音量が範囲を超えた場合はコンパイル時に警告が出ます。
その場合は範囲内の音量にクリッピングされ、エラーとはなりません。 
用例
- エコーパートでの使用例
エコーパートBの音量をパートAから20だけ下げ、v80で演奏します。'B0 V-20D-8R16. 'A0B0 v100o5l4 'A0B0 cde2 RS
 - 複数指定の動作
最後に指定されたV10が有効となり、v110で発音されます。'A0 V-20 V-5 V10 'A0 v100