要約
- パートの調を指定するMMLです。
表記
-
{*1 *2}
オプション
- 変化記号
+(シャープ)、-(フラット)、=(ナチュラル)のいずれかの指定を行います。 - 音階
変化を与える音階を列挙します。
* はすべての音階を意味し、すべて指定したことと同じ意味となります。
解説
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長調、短調など「調」を指定します。
音階『 c, d, e, f, g, a, b 』は一度に複数指定が可能で、変化記号『 +, -, = 』と合わせて一度で調の指定を行なうことが出来ます。 - 転調を元に戻す場合は変化記号に「=(ナチュラル)」を指定し、音階に「*(すべて)」を指定することで、現在の調を気にすることなく戻すことが可能です。
- 主な組み合わせと指定方法は用例を参考にして下さい。
備考
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転調は、パート単位で指定が必要です。
一般的には全パートで転調を行なう場合がほとんどですが、リズムや効果音などもMMLとして表現するFMPではそれらのパートを転調させたくない場合があるためです。
注意
- 音階に同じ音を複数指定しても効果は一度しかありません。
用例
- 調と調号の指定例
ハ長調(イ短調){=*}
ト長調(ホ短調)
{+f}
ニ長調(ロ短調)
{+fc}
イ長調(嬰ヘ短調)
{+fcg}
ホ長調(嬰ハ短調)
{+fcgd}
ロ長調(嬰ト短調)、下段は変ハ長調(変イ短調)
{+fcgda} {-beadgcf}
嬰ヘ長調(嬰ニ短調)、下段は変ト長調(変ホ短調)
{+fcgdae} {-beadgc}
変ニ長調(変ロ短調)、下段は嬰ハ長調(嬰イ短調)
{-beadg} {+fcgdaeb}
変イ長調(ヘ短調)
{-bead}
変ホ長調(ハ短調)
{-bea}
変ロ長調(ト短調)
{-be}
ヘ長調(ニ短調)
{-b}