要約
- ディレイパートの遅れを補正するMMLです。
表記
-
RS
オプション
- なし
解説
- 休符(ディレイ)『 R 』で指定された発音の遅れを元のずれのない発音タイミングに補正します。
- 利用には制限があります。用例なども参考にして下さい。
備考
注意
- リピート『 [ ... ] 』、リピート(条件指定)『 [ /n ] 』内の音長までの補正を行うことは出来ません。
用例
- Rで指定された遅れを補正する
'A0B0 l8 ?B0:R16. 'A0B0 cdefgab>c RS 'A0 c4c4c2 'B0 e4f4e2
B0パートの「R16.」だけが補正され、RS 以降同じタイミングで発音される
以下のMMLと同等となります。
'A0 l8 'B0 l8 r16. 'A0 cdefgab>c 'B0 cdefgab>c˜16. 'A0 c4c4c2 'B0 e4f4e2
- 1音よりも長い音長の補正
'A0B0 l16 ?B0:R16. 'A0B0 cdefgab>c RS 'A0 c4c4c2 'B0 e4f4e2
必要な長さ分になるまで発音が削除され、以下のように処理されます。
'A0 l16 'B0 l16 r16. 'A0 cdefgab>c 'B0 cdefgab˜32 'A0 c4c4c2 'B0 e4f4e2
- リピートにより正しく処理されない例
'A0B0 l16 ?B0:R16. 'A0B0 [cd]4 RS 'A0 c4c4c2 'B0 e4f4e2
リピート内には補正がかからないため、発音がずれます。
以下のように演奏されます。'A0 l16 'B0 l16 r16. 'A0 [cd]4 'B0 [cd]4 'A0 c4c4c2 'B0 e4f4e2
エラーとはなりません。ご注意下さい。