要約
- 繰り返し演奏を指定するMMLです。
表記
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[ /*1 ]*2
[ /*1 // ]*2
オプション
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パラメータ 意味 範囲 省略値 *1 演奏条件 1~255 不可 *2 繰り返し数 1~255 2
- 演奏条件
何回目の繰り返しで演奏を行なうかを数値で指定します。
「/1」とした以降は1回目の繰り返し時、「/2」とした以降は2回目の繰り返し時に演奏されます。
繰り返し数分複数指定可能です。 - 繰り返し数
何回繰り返し演奏するかを指定します。
値を省略した場合は 2 となります。
解説
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「[ ]」で指定された範囲を繰り返し演奏します。
楽譜の1番カッコ、2番カッコを実現するためのコマンドとなります。 - 「/演奏条件」が複数指定された場合は、次の「/演奏条件」までが演奏されます。
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「//」の指定がされた場合は、それ以降に記述されたMMLを常に演奏します。
「//」の指定は省略可能です。 - 動作については用例も参考にして下さい。
備考
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リピート内にリピートを記述することも可能です。
入れ子の数に制限はありません。 - 「[ ]」の対応数が合わない場合はコンパイルエラーとなります。
注意
- リピート内でオクターブ『 o 』や相対オクターブ『 <, > 』コマンドでオクターブを変更した場合でも、繰り返し先頭に戻った際に元のオクターブに戻ります。
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オクターブ以外の指定は先頭に戻った場合でも変更された状態が維持されます。
例えば以下のコマンドなど
用例
- 条件付き繰り返し演奏
[ c /1 eg /2 fa // b ]2 >c
以下のように演奏されます。
c eg b c fa b >c