要約
- 前後の音の音階を滑らかにつなぐベンドの効果を指定するMMLです。
表記
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_ *1 [*2]
オプション
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パラメータ 意味 範囲 省略値 *1 目標音階 音階指定 不可 *2 遅延 0~128 0
- 目標音階
ピッチベンド後の音階を以下の組み合わせで指定します。 - 遅延
処理を開始するまでの遅れを音長で指定します。
0 を指定した場合はすぐに動作が開始されます。
パラメータの省略をした場合は 0 として動作します。
解説
- 音符『 c, d, e, f, g, a, b 』に続けて指定し、ピッチベンドの効果を指定します。
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ピッチベンドの早さは直前の音長に依存し、短い音長であれば早く、長い音長であればゆっくりとなります。
また、目標音程が現在の音程よりも幅があるほど早く変化がかかります。
遅延パラメータが指定された場合は効果の開始が遅くなりますが、その分効果時間が短くなるため変化が早くなります。
備考
- ピッチベンドコマンド終了後のオクターブ状態は、ピッチベンド動作指定で変更可能です。
注意
- ピッチベンドの実行中は一時的にLFO(ビブラート)効果が中断されますが、ピッチベンド終了後に継続されます。
用例
- ドからソのピッチベンド(16分音符の遅延指定)
c4_g16
- オクターブを超える指定(どちらも同じ意味)
o4c1_<<g o4c1_o2g