要約
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音程に僅かな「ずれ」を指定するMMLです。
主にエコーパートや、コーラスパートなどで利用します。
表記
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D *1
オプション
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パラメータ 意味 範囲 省略値 *1 変化量 -6144~6144 不可
- 変化量
音程に与える変化量を指定します。
変化量は約1.6セント単位です。64で半音のずれとなります。
解説
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音符『 c, d, e, f, g, a, b 』を指定された変化量分ずらします。
指定された以降すべての音程がずれて発音されます。 - FMPv4と違い、どの音域でも64で半音ずれます。
備考
- 調の変更を行いたい場合は本コマンドではなく移調『 K 』を利用して下さい。
注意
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音程の分解能は音源によって異なります。
音源によっては指定した変化量の効果が得られない音域があります。 - 音域のクリッピング処理は演奏時に行われます。コンパイル時にはワーニングを含め、エラーにもなりません。
用例
- 4ずらします
D4
- 64ずらします。
2回めのcはc+と同じ音程となりますc D64 c