要約
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オペレータ単位に僅かな「ずれ」を指定するMMLです。
OPNA音源パートでのみ利用可能です。
表記
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SD *1,*2,*3,*4
オプション
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パラメータ 意味 範囲 省略値 *1 変化量1 -6144~6144 不可 *2 変化量2 -6144~6144 不可 *3 変化量3 -6144~6144 不可 *4 変化量4 -6144~6144 不可
- 変化量1
オペレータ1に対して変化させる値を指定します。
変化量は約1.6セント単位です。64で半音のずれとなります。 - 変化量2
オペレータ2に対して変化させる値を指定します。 - 変化量3
オペレータ3に対して変化させる値を指定します。 - 変化量4
オペレータ4に対して変化させる値を指定します。
解説
- オペレータ単位で変化量分ずらします。
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音色切替(FM)『 @ 』が指定されても本コマンド指定された変化量はそのまま有効となります。
元に戻す場合は全パラメータに 0 を指定してください。
備考
- ディチューン『 D 』コマンドと併用可能で、両方指定された場合は加算された音程で発音されます。
注意
- 音域のクリッピング処理は演奏時に行われます。コンパイル時にはワーニングを含め、エラーにもなりません。
- 本コマンドはFMC7 ver7.08以降で使用可能です。
用例
- オペレータごとに周波数をずらします。
SD0,1,-5,10