要約
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現在の設定値を保存し、後から取り出し可能とします。
一時的に現在の設定値を変更したい場合などに利用します。
表記
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退避(PUSH)
*1>
復帰(POP)
*1<
オプション
-
パラメータ 意味 範囲 省略値 *1 コマンド 下記参照 不可
- コマンドには以下のMMLコマンドが指定出来ます。
- オクターブ『 o 』
- 音量『 v 』
- ゲートタイム(パーセント)『 Q 』、ゲートタイム(カウント)『 q 』
- ディチューン『 D 』
- LFO(ビブラート)『 M{ch}V 』、LFO(トレモロ)『 M{ch}T 』、LFO(ワウ)『 M{ch}W 』、LFO(パン)『 M{ch}P 』、LFO(ノイズ)『 M{ch}N 』、LFO(OPNA)『 M{ch}H 』、LFO(OPM)『 M{ch}H 』
- パンポット『 P 』
- 省略値(音長)『 l 』、省略値(相対音量)『 lv 』、省略値(相対ディチューン)『 lD 』、省略値(相対移調)『 lK 』、省略値(相対パンポット)『 lP 』、省略値(相対テンポ)『 lT 』、省略値(相対ノイズ)『 lw 』
- 移調『 K 』
- 音色切替(FM)『 @ 』、音色切替(SSG)『 @ 』、音色切替(PCM)『 @ 』
- エンベロープ(ソフトウェア)『 E 』
- エンベロープ(ハードウェア)『 EH 』
- ミキサー『 m 』
- ノイズ(SSG)『 w 』、ノイズ(OPM)『 w 』
解説
- 指定されたコマンドの現在の設定値を退避(PUSH)または復帰(POP)します。
- エイリアス定義チャンネルなどで、現在の設定を一時保存したい場合などに利用すると便利です。
-
LFOコマンドを除き、続けてパラメータ値を指定することで「退避+設定」の記述も可能です。
LFOコマンドは「M+LFOチャネル」で指定します。
注意
- スタックは各コマンドごとに管理されています。コマンドの復帰順が違ってもおかしな値が設定されることはありません。
- スタックがオーバーフローすることは通常ありませんが、正しい組み合わせとなるよう管理して利用して下さい。
用例
- エイリアス中での使用
'% tom.h @>16 P>PL o>5c8 @<P<o< '% tom.m @>16 P>PC o>4g8 @<P<o< '% tom.l @>16 P>PR o>4c8 @<P<o< 'A0 @4 PC o5 r4c4 r4%tom.lr8 r4c4 r4%tom.h %tom.m %tom.l r8
- 一時的な退避
'A0 v100 @1 l4 : 'A0 v> l>32 [c(2]16 [c)]16 v<l<